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国立競技場改修工事
(第一期)設計・監理

オリンピックをはじめ、さまざまな競技の国際大会が開催される国立競技場。矢ヶ崎彰(現在は矢ヶ崎総合計画で引き継ぎ)は1978年以降、この日本を代表するスポーツ施設の改修工事設計・監理に携わり、現在でも続いています。

 

キャンパス設計秘話

国立霞ヶ丘競技場が竣工したのは、今から40年以上も前。1964年の東京オリンピックにあわせて造られたのはよく知られていますが、時代の移り変わりとともに観客の居住性などに不足が生じ、改善の要望が寄せられるようになりました。そこで、国立競技場を管理する独立行政法人 日本スポーツ振興センターからスタンドやトラックの全面改修計画策定を依頼され、1978年第1期改修工事がスタートしました。

スタンド改修設計において最大の壁となったのが、居住性の確保と観客席数のバランスです。施設のキャパシティが限られている以上、1席あたりの広さの確保と座席数の確保は相容れない条件でした。そこで当社では、現在の聖火台があるバックスタンド周辺の空きスペースを利用して、スタンド全体の1席あたりの面積を平均化。かつ、メインスタンドなどのVIPエリアにプライオリティを置いた配置計画をご提案させていただきました。

この計画で、1席あたりの面積はこれまでよりひとまわり広くなり、収容総人数は55,000人となる計算です。かつての収容総人数は66,000人からは減りますが、スペースの無駄を省き、座席数を増やしたことにより、居住性を確保しつつ座席数の減少を最小限に抑えることが可能になります。

トラック改修計画では、1991年の世界陸上東京大会で世界のトップアスリートたちから「マジックカーペット」と呼ばれたトラックを採用。C.ルイス、M.パウエルらが当時マークした世界新記録に影ながら貢献したことでも知られています。

所沢キャンパスの立体模型

1席あたりの面積が広くなり、居住性が増したスタンド

■ 秩父宮ラグビー場バリアフリー化計画

日本一のラグビー場として名高い秩父宮ラグビー場は、伝統の早慶戦や国際試合も多く、これまで数々の名勝負を生んだ場所。往年のラガーマンはもちろん、全国のラグビーファンにとっての聖地です。
当社は、1992年から2回にわたっておこなわれた同ラグビー場の改修工事プロジェクトにおいて、設計・監理に携わりました。

とくにスタンド改修工事では、かつて立ち見だったバックスタンドに座席を設置し、ラグビー場の形状にあわせ、どこからでも観戦しやすい設計をご提案。バリアフリー化工事の設計・監理もおこない、車椅子の方がひとりで大好きなゲームを観戦できるよう、観客席や導線を設計しました。

所沢キャンパスの立体模型

どこからでも思う存分観戦できるラガーマンの聖地